24年間の現役生活にピリオド高橋裕紀選手が現役を引退 2023年12月31日、高橋裕紀選手が自身のSNSで現役引退を表明した。突然の発表だったが、本人によればここ数年、引退を考えるようになっていたと言う。 ポケバイとミニバイク時代を含めて33シーズンを戦ってきたが、全日本ロードレースに上がってからの24シーズンは、全日本ロードレースGP125クラス、同GP250クラス、世界グランプリの250ccクラス、MotoGP™クラス、Moto2™クラス、アジアロードレースSS600クラス、全日本ロードレースJ-GP2クラス、同JSB1000クラス、スーパーバイク世界選手権(スポット参戦)、日本ロードレースST1000クラス、EWC世界耐久選手権シリーズと、さまざまなカテゴリーにおいて、常に第一線で活躍。日本を代表するライダーの一人となった。 一方で、誰もが『優しい人』と評する人間性について、「とくにアンガーコントロールなどは意識していません」とのことで、この優しさは“高橋裕紀”という人間そのものなのだ。ただ一度、レースで事が上手く運ばずに拳を叩きつけたことがあり、そこがたまたまマシンのタンクだった。「タンクが凹んでしまって、もちろんスタッフから怒られましたけど、それより先に、大切なマシンを自ら傷つけてしまい、なんてことをしてしまったのだと猛省しました。この時、怒りを表に出しても何もいいことはない。上手くいかない理由を冷静に考えることの方が重要だと改めて思いました」 現役最後のレースは、昨年の全日本ロードレース最終戦MFJグランプリ(鈴鹿)となったが、そのレースは転倒で終えている。これに関して「チームには迷惑をかけてしまいましたが、若い頃から転倒が多かったので、何か自分らしい最後だなって思っています」と、現役生活の最後のエピソードとして笑顔で振り返った。%3Ciframe%20width%3D%22100%25%22%20style%3D%22height%3A%20auto%3B%20aspect-ratio%3A%2016%2F9%3B%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FzdF2cCn5KdY%3Fsi%3DOR7JLhVV8pkNm0GN%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E