2025MFJ全日本ロードレース第6戦 スーパーバイクレース in 岡山日時:2025年10月4日(土)会場:岡山国際サーキット(岡山県)天気:小雨路面:ウェット 2025年のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズの第6戦「スーパーバイクレース in 岡山」は、10月4日(土)~5日(日)に開催。その舞台となった全長3747mの岡山国際サーキットは、兵庫との県境に近い山間部の標高250mほどに設けられている。 今大会のJSB1000クラスは、土曜日に予選、日曜日に24周の決勝を1レースのみ設定。その予選はノックアウト方式で、まず35分間のQ1に全車が出走し、このうちの11番手以下は予選順位が確定される。次に、10分間のインターバルを挟んで15分間のQ2を実施。ここで記録されたタイムで、予選1~10位が確定する。 予選日の天候は雨で、路面はウェットコンディション。雨は断続的に強弱を繰り返しており、Q1の途中では止んでいた。■JSB1000 Supported by ETS Racing Fuels(JSB1000クラス)/予選 全車が出走した35分間のQ1では、最初のアタックラップでスポット参戦の渥美 心選手(Yoshimura SERT Motul)、2周目には前戦で負傷した名越 哲平選手の代役参戦となる2023~2024年ST600クラスチャンピオンの阿部 恵斗選手(SDG Taem HARC-PRO.Honda)、3周目には水野 涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)がトップに。4周目には阿部選手が1分46秒334でトップを奪い返し、水野選手が1分46秒440で2番手、渥美選手が1分47秒864で3番手、あと1点獲得すればシリーズタイトル奪還が決まる中須賀 克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分48秒323で4番手、鈴木 光来選手(Team ATJ)が1分48秒733で5番手、雨の速さに定評がある星野 知也選手(TONE Team4413 BMW)が1分49秒183で6番手となっていた。 さらに、阿部選手は5周目に1分46秒台に入れ、翌周には1分45秒423をマーク。7周目には中須賀選手も1分45秒台に入れ、1分45秒799で2番手となった。ただしこのQ1で重視されるのは、トップ争いではなく10番手以内に入ること。残り20分の段階では、津田 拓也選手(Team SUZUKI CN CHALLENGE)が12番手、野左根 航汰選手(Astemo Pro Honda SI Racing)が13番手、岩田 悟選手(Team ATJ)が15番手と、ランキング上位勢にも11番手以下のライダーが目立った。 Q1が残り15分となった頃から、野左根選手ら有力選手がトップ10圏内に浮上。残り10分の段階では伊藤 和輝選手(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が10番手で、終盤は伊藤選手、岩田選手、野左根選手、津田選手による生き残りをかけた争いとなった。この中から、まずは1分46秒917までタイムを縮めた伊藤選手が、6番手までジャンプアップ。ただし伊藤選手は、その後に転倒を喫している。そしてラストラップで、岩田選手が1分47秒713をマークして9番手に。これで野左根選手が10番手、津田選手が11番手となり、津田選手のQ1敗退&予選11番手が確定した。Q1でトップに立った水野 涼選手はQ2も最速タイムで予選1位を獲得した名越 哲平選手の代役で参戦した阿部 恵斗選手が2位を獲得タイトルに王手をかける中須賀 克行選手は3位 10分間のインターバルを挟んで実施したQ2では、中須賀選手がまずはトップタイムをマークしたが、2周目には水野選手が1分44秒649でトップ、阿部選手が1分44秒986で2番手となった。3周目には、水野選手が1分43秒909でトップに。阿部選手もタイムを縮めたものの1分44秒434で届かず、翌周に転倒を喫してこれ以上のタイム更新はできなかった。 一方で水野選手は、終盤に1分43秒688をマーク。最終的には阿部選手を0.746秒離して、ポールポジションを獲得した。阿部選手が予選2番手、1分44秒754の中須賀選手が3番手、1分44秒828の長島 哲太選手(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が4番手で、この3名が1分44秒台。予選5番手の鈴木選手、6番手の野左根選手が1分45秒台だった。予選4位の長島 哲太選手予選5位の鈴木 光来選手リザルトMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 スーパーバイクレースin岡山公式サイト岡山国際サーキット関連情報全日本ロードレース第6戦 スーパーバイクレース in 岡山