12月1日(金)~3日(日)にタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された2023 FIM アジアロードレース選手権最終戦のSS600クラスで、南本宗一郎選手(YAMAHA GEN BLU RACING TEAM ASEAN)がチャンピオンを獲得した。 南本選手は、12月2日(土)のレース1で優勝するとランキングトップに立ち、翌3日(日)のレース2では2位に入り、自身初となるチャンピオンを獲得した。 南本選手は昨年までMFJ 全日本ロードレースST1000クラスを戦い、今年からアジアロードレースのSS600クラスに転向。今年は、怪我をした野左根航汰選手の代役としてMoto2™クラスにも参戦し、鈴鹿8耐にも出場。2016年には若手育成プログラムのYAMAHA VR46 Master Campに参加しており、これまでの多くの経験が開花した形だ。「走行経験のないサーキットでのレースもあり、しかも600クラス自体が自身3年ぶりということもあってシーズン前半は苦しいレースが続きました。しかし、ベースセッティングが決まってきたインドネシアラウンドから流れを変えることができました。また今年はMoto2™世界選手権に代役で参戦しましたが、マシン以上に人間ができることがあるというのを改めて知ることになったし、メンタルも鍛えられたと思います。これまでランキング2位という結果が多かったのですが、そのジンクスのようなものを打ち破れたのも大きな喜びです。チャンピオンを獲得することができ、本当にチームには感謝したいと思います」(南本選手)提供:ヤマハ発動機