2023年MFJ全日本ロードレース最終戦 第55回 MFJグランプリ 鈴鹿10月14日(土)・15日(日)開催中須賀選手と岡本選手の接近戦は必見 4月にモビリティリゾートもてぎで開幕した全日本ロードレースも、10月14日(土)・15日(日)に鈴鹿サーキットで開催される第55回 MFJグランプリで最終戦を迎える。 JSB1000クラスでは、中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が前戦・岡山国際で12回目のチャンピオンを、そしてチームメイトの岡本裕生選手がランキング2位を決めている。 今シーズンは、この2人のマッチレースの感が強かったが、チャンピオン争いで明暗を分けたのが第5戦もてぎ2&4レースでの、岡本選手の転倒、ノーポイントだった。 それでも岡本選手の急成長は驚くばかりで、第3戦スポーツランドSUGOのレース1では中須賀選手を破りクラス初優勝を遂げ、続くレース2、第6戦オートポリスの2レース、第7戦岡山国際でも大接戦を演じたのである。 鈴鹿サーキットは中須賀選手が得意とするサーキット。「今年最後の2レースを、勝ってシーズンを締めくくる」と中須賀選手が語れば、「中須賀さんの得意な鈴鹿で勝って、笑顔でシーズンオフを迎えたい」と岡本選手も必勝宣言だ。 すでに2人のランキングが決まっていることもあり、これまでとは違い一歩も二歩も踏み込んだスーパーバトルとなることは必至だ。し烈を極めるランキング2位争い No.36水野涼(AstemoHondaDreamSIRacing)、No.15名越哲平(SDG Honda Racing)、No.5亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、No.4作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)、No.37津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、No.10清成龍一(TOHO Racing)の6選手によるランキング2位争いがし烈を極めている。 水野選手と清成選手とは40ポイント差だが、今大会は2レース制で、両レースで通常ポイントにボーナス3ポイントが加算されることから、この6選手のランキングは大変動をきたす可能性があるのだ。 とは言え、この中にランキング3位を意識するライダーは皆無だ。全ライダーが優勝の二文字に照準を絞っていることは間違いなく、中須賀選手、岡本選手を含めて凄絶な戦いとなるだろう。渥美選手、生形選手が出場渥美選手※2023鈴鹿8耐で撮影 大激戦が予想されるMFJグランプリ 鈴鹿だが、ここに新たなチャレンジャーが登場する。それが渥美心選手(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)と生形秀之選手(S-PULSE DREAM RACIN ITEC)の2人だ。 今年のEWC世界耐久選手権にフル参戦し、鈴鹿2&4レースにも出場している渥美選手は、トップライダーとしての地位を確立しているが、MFJグランプリ 鈴鹿には加賀山就臣監督率いるYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINからの出走だ。渥美選手は今年のEWC世界耐久選手権最終戦のボルドール24時間にYoshimura SERT Motulのライダーグリーン(リザーブライダー)として出場していて、その予選ではライダーグリーンでトップタイムを記録している。 生形選手は、4年ぶりにJSB1000クラスにフル参戦する予定だった。しかし、開幕前のモビリティリゾートもてぎでのテストで転倒して大怪我を負い、開幕戦から欠場が続いていたが、驚異的な回復をみせての復活となる。なお、怪我の生形選手に代わって鈴鹿2&4レースに出場したのが渥美選手で、鈴鹿8耐にも生形選手のS-PULSE DREAM RACIN ITECから出場している。» タイムスケジュール» エントリーリストPDF(10月1日時点)» Rd.8 MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿 関連記事一覧公式サイト» 公式サイト(鈴鹿サーキット)» チケット情報(鈴鹿サーキット)» イベント情報(鈴鹿サーキット)シリーズポイントランキング2023年シリーズポイントランキング