FIM ASIA ROAD RACING CHAMPIONSHIP 2025 ROUND3 JAPAN日時:2025年7月11日(金)~13日(日)会場:モビリティリゾートもてぎ(栃木県) FIM アジアロードレース選手権シリーズ(ARRC) 第3戦が7月11日(金)~13日(日)に栃木県・モビリティリゾートもてぎで行われた。最高峰クラスのASB1000クラスは、全日本ST1000クラスとレギュレーションが似ており、8名もの全日本ST1000勢がワイルドカード参戦し、その活躍に期待が高まった。 しかし、最も活躍したのは、2023年、2024年と2年連続全日本ST600チャンピオンを獲得し、今シーズンからASB1000クラスにフルエントリーしている阿部恵斗選手(SDG HARC-PRO. HONDA PHILIPPINES)だった。阿部選手は、土曜日に行われたレース1で初優勝を達成! 日曜日のレース2では、最終ラップまでハフィス・シャーリン選手(JDT RACING TEAM)とバトルを繰り広げ僅差で敗れたものの、2位に入り、暫定ランキングトップに躍り出た。土曜日に開催されたASB1000 レース1で優勝した阿部恵斗選手 ワイルドカード勢では、西村硝選手(JAPAN POST Honda RACING)がレース1で4位、レース2では3位に入り表彰台に上がる活躍を見せている。レース1で5位となった伊藤元治選手(MOTO BUM HONDA)だったが、レース2は転倒。レース1で6位となった豊島怜選手(DOG FIGHT RACING)は、レース2で8位。レース1で転倒を喫し、再スタートして13位となった井手翔太選手(UMA RACING MMR AKENO SPEED GREEN CYCLE)はレース2で7位でゴールしている。和田留佳選手(Team TATARA aprilia)は、レース1で8位とASB1000でのアプリリア最上位記録を更新したが、レース2ではV字コーナー進入で激しくクラッシュ。マシンは大破したが、和田選手にケガがなかったのは不幸中の幸いだった。村瀬健琉選手(Team TITAN-TKR SUZUKI)は、レース1、レース2共に10位でゴール。芳賀瑛大選手(Team TATARA aprilia)は、マシンに問題を抱えながらもレース1を14位、レース2を12位でゴール。岩戸亮介選手(Kawasaki Plaza Racing Team)は体調不良のためレースをキャンセルしている。ASB1000 レース2で3位を獲得した西村硝選手 SS600クラス、AP250クラス、TVSクラスにも日本人ライダーがスポット参戦し、レースを盛り上げた。AP250では荻原羚大選手(SANWA RACING TEAM)がレース1で2位に入り表彰台に上がり、TVSでは、尾野弘樹選手がダブルウインを飾っている。インドTVS製のAPACHE RR310のワンメイクで争われるクラスで尾野弘樹選手がダブルウインを飾った関連記事ARRCアジアロードレース選手権