モータースポーツシーズン到来を告げる鈴鹿サーキットでのモータースポーツファン感謝デーの翌日、3月6日(月)に行われた走行テストでトップタイムをマークしたのはYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行で2分5秒9。中須賀のチームメイトの岡本裕生は2分6秒0で自己ベストを更新した。2人が使用した燃料は、今年からJSB1000クラスでワンメイクとなるカーボンニュートラル燃料、ハルターマンカーレス社「ETS Renewablaze NIHON R100」。当日は、路面温度が32度まで上昇するなど、この時期としてはコンディションに恵まれ、走行を終えた中須賀は「従来と比較すれば違和感はあるけれど、問題なくテストを終えることができた」とカーボンニュートラル燃料に関してコメント。吉川和多留監督は「シェイクダウンとしては申し分ない。中須賀選手はもっとタイムを詰めることができた状態だったし、それは岡本選手も同じ。今年のJSB1000クラスはカーボンニュートラル燃料に統一され、実際にサーキットを走ってみるまで気になっていたが、トラブルもなく順調にテストを終えることができた」とコメントした。中須賀は、2022年のJSB1000クラスで11回目のチャンピオンを獲得。2022年、2021年は全勝して23連勝。岡本は2022年からYAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員となりJSB1000クラスに初参戦。2位4回、3位2回でランキング3位。マシンはYAMAHA YZF-R1で、タイヤはブリヂストン。