6月24日(土)、スポーツランドSUGOでFIM アジアロードレース選手権シリーズ第3戦のレース1が行われ、ASB1000クラスではカスマ・ダニエル・カスマユディン選手が初優勝。全日本ST1000クラスを戦う前田恵介選手がウエットコンディションの中、スリックタイヤで出走し、レース終盤で路面が乾き始めるのと同時にスパートすると3位表彰台を獲得。SS600クラスでは、全日本ST600クラスとダブル参戦する阿部恵斗選手が独走優勝し、南本宗一郎選手が激しい2位争いを制する。TVSクラスでは、全日本J-GP3クラスを戦う尾野弘樹選手が独走優勝を遂げた。ASB1000クラスRace1路面はウエットからドライへ。カスマユディンが初優勝。スリックタイヤの前田選手が3位 18周レースのスタート前に降り始めた雨により路面は完全にウエット。この中で前田恵助選手のみが前後スリックタイヤで出走。 レース序盤、全日本ST1000クラスを戦う國峰啄磨選手がトップを独走。その後、同じく全日本ST1000クラスを戦う荒川晃大選手が國峰選手に迫る。しかし、猛烈な追い上げを見せるカスマ・ダニエル・カスマユディン選手がトップに立つとそのまま独走で今季初優勝を達成。國峰選手、荒川選手はレース後半でマーカス・レイターバーガー選手にも抜かれてしまう。さらにレース終盤、路面がドライコンディションへと変わり始めるのに合わせてスパートした前田選手が順位を上げ、レイターバーガー選手に次ぐ3位でチェッカーを受けた。優勝のカスマユディン選手(中央)、2位のレイターバーガー選手(左)と3位の前田選手SS600クラスRace1全日本ST600を戦う阿部選手が超スプリントの5周レースを独走 レース前に雨が降り始めた15周の決勝レース。1周目のS字立ち上がりでポールシッターの長尾健吾選手が転倒。その後、阿部恵斗選手がトップを独走したが、レース中盤で赤旗が提示されて一時中断。変則のレース2は5周の超スプリントレースとなったが、阿部選手が好スタートを切ると一気に独走して優勝。2位は南本宗一郎選手とナカリン・アティラプワパ選手が激しく争い、南本選手が2位となった。レース中断も影響なし。変則のレース2でも独走した#51阿部優勝の阿部選手(中央)、2位の南本選手(左)と3位のアティラプワパ選手併催のTVSクラスで優勝した尾野選手(中央)