中須賀克行選手が堂々のトップタイム発進 3月9日(土)・10日(日)の開幕戦、2024 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースに向けて、2月26日(月)に「2024全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 鈴鹿主催事前テスト」の1日目が開催された。 走行1回目の走り出しこそ、前日からの雨によりコース上には濡れている部分が残っていたが、2回目の走行で路面はドライ。その後の3回目、4回目もドライ路面での走行となった。 しかし、常に強い風が吹き、さらに路面温度も低く難しいコンディションで、清成龍一選手(TOHO Racing)、津田拓也選手(AutoRace Ube Racing Team)、津田一磨選手(Team BabyFace)、渡辺一樹選手(TOHO Racing)、岩田悟選手(Team ATJ)らが転倒してしまう。1日目総合トップタイムの中須賀選手 この日、総合トップに立ったのは、中須賀選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)で、タイムは2分06秒729。そしてこれが唯一の06秒台だ。2番手は、鈴鹿2&4レースにスポット参戦する渥美心選手(Yoshimura SERT Motul)の2分07秒093、やはりスポット参戦の渡辺一樹選手(TOHO Racing)、伊藤和輝選手(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)までが7秒台で続いた。渥美心選手渡辺一樹選手伊藤和輝選手 岡本裕生選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM2)は2分08秒059で5番手、そして長島哲太選手(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)、津田拓也選手ら8人が8秒台にひしめいた。DUCATIは、この日がシェイクダウン 注目を集めているDUCATI Team KAGAYAMAのDUCATI Panigale V4Rはこの日がシェイクダウン。タイムを出すには難しいコンディションだったが、水野涼選手のライディングで2分08秒309にまでタイムを縮め、そのポテンシャルの高さの片鱗を見せた。 コースサイドのカメラマンは、立ち上がり加速の鋭さと排気音はDUCATIならではで迫力があったとコメントしている。 また、Hondaユーザーの多くも、この日がシェイクダウン。Hondaの主力である名越哲平選手(SDG Honda Racing)は2分08秒905で総合12番手。高橋巧選手(JAPAN POST HondaDream TP)は2分08秒799で総合11番手。そしてJSB1000クラスに復帰した野左根航汰選手(Astemo HondaDream SI Racing)は総合17番手でテスト1日目を終えた。» 鈴鹿2&4レース 鈴鹿主催事前テスト リザルト