2023 MFJ全日本ロードレースの開幕戦を1週間後に控えた3月23日(木)、その舞台となるモビリティリゾートもてぎで4メーカー合同テストが行われた。3月23日午前9時から始まった4メーカー合同テストは、JSB1000とST1000が混走となり、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が1分49秒369を叩き出せば、4年ぶりに全日本に復帰してJAPAN POST HondaDream TPからST1000にエントリーする高橋巧が1分50秒221で2番手タイムをマーク。巧は「49秒台の手応えはある」と語る。3番手にはYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINに移籍したJSB1000の亀井雄大で、タイムは1分50秒535。「まだプライベーターの癖が抜け切れず、走っている時に、次はマシンのここを変えようとか考えてしまい、ライディングに集中できていない。悪いことではないけれど、今はライディングに集中しないと」と亀井。そして4番手はST1000でV2を達成したAstemo HondaDream SI Racingの渡辺一馬。さらにST1000の榎戸育寛、JSB1000の津田拓也、同じくJSB1000の作本輝介と続いた。ケガから復帰となるSDG Honda Racingの名越哲平は10番手。注目のYAMAHA FACTORY RACING TEAM2の岡本裕生は1分51秒688で11番手。昨年のST600チャンピオンで今年からST1000を戦うMOTOBUM HONDAの荒川晃大は12番手だった。レインコンディションとなった走行2本目は、やはり2分00秒420を記録した中須賀がトップタイムで、2秒886差の2分3秒306で巧が続き、SDG Motor Sports RT HARC-PROからST1000に参戦する國井勇輝が3番手に躍進。そして走行3本目もレインコンディションのままで、中須賀がペースを上げて1分59秒414でトップタイム。巧が2番手、そして荒川が3番手に浮上した。※リザルトはこちらトップタイムの#1中須賀ST1000マシンでJSB1000の中須賀のタイムに迫った高橋巧