2年間のBSB(ブリティッシュスーパーバイク)参戦を経て、水野涼が3年ぶりにJSB1000に復帰。3月6日、好天の鈴鹿サーキットでHonda CBR1000RR-Rのシェイクダウンストを実施し、ベストタイムは2分7秒675。これは、今年からJSB1000で使用するカーボンニュートラル燃料ではなく、従来の燃料によるもの。「BSBとJSB1000では、電子制御やタイヤメーカーなどの違いがあり、同じCBR1000RR-Rでも性格はまったく異なります。今回はチームスタッフとの顔合わせとマシンのシェイクダウンでしたが、想定よりもタイムが伸びました。久しぶりに鈴鹿サーキットを走って、以前より視野が広がっていることに気付きました。BSBで揉まれ続け、それが成長に繋がったのだと思います」と水野。※写真はテスト車両で本番とは異なります。水野は2015年の全日本J-GP3チャンピオンで、2017年には同J-GP2でチャンピオンを獲得。JSB1000には2018年からフル参戦し、最高ランキングは2019年と2020年の4位。チームは、昨年のJSB1000ランキング4位の作本輝介と同じAstemo Honda Dream SI Racingで、伊藤真一が監督を務める。マシンはHonda CBR1000RR-R+ブリヂストン。