SUGO大会の開幕を翌日に控えた5月24日(金)ART合同走行で、JSB1000クラスの岡本裕生選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM2)が絶好調。2回目のセッションで1分25秒450を記録。このタイムは、2019年に高橋巧選手が記録したコースレコード1分25秒641を上回るものだ。 岡本選手は、昨年のこの大会のレース1でJSB1000クラス初優勝を遂げており、今大会でも優勝に向けて順調な仕上がりと言える。 2番手は中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)で、岡本選手とのタイム差は0.464秒。さらに3番手には水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)がつけ、この3人が1分25秒台となった。なお、今大会では、JSB1000クラスは、25日(土)に予選と決勝レース1、26日(日)に決勝レース2と、2レース制で争われる。JSB1000クラストップタイムの岡本裕生選手 ST1000クラスでは、公開テストでの好調を持続させる岩戸亮介選手(Kawasaki Plaza Racing Team)が1分27秒659でトップタイムとなったが、國井勇輝選手(SDG Team HARC-PRO.)が1分27秒764で続き、僅差となっている。ST1000クラストップの岩戸亮介選手 ST600クラスでは、トップタイムの阿部恵斗選手(SQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTE)から6番手タイムの長尾健吾選手(TEAMKENKEN Ytch)までがコースレコードを上回るタイムを記録。25日(土)の予選と決勝レース1、26日(日)の決勝レース2は、大接戦となることが予想される。ST600トップタイムの阿部恵斗選手 そしてJ-GP3クラスでは、走行1回目、2回目ともに木内尚汰選手(Team Plusone)がトップタイム。もてぎ大会優勝の若松怜選手(JAPAN POST docomo business TP)、三谷然選手(P.MU 7C GALESPEED)も、木内選手と同じ1分34秒台を記録して好調だが、3連覇中の尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)のペースが上がってこないのが気になるところだ。J-GP3クラストップタイムの木内尚汰選手