3連覇に向けてMotoGP™ライダーのヨハン・ザルコを招致したHondaワークスのTeam HRC with Japan Postが順調な仕上がり。昨年のEWCチャンピオンYAMALUBE YART Yamaha Official EWC Teamも速さを披露 7月19日(金)~21日(日)に鈴鹿サーキットで開催される2024 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会に向けた鈴鹿主催テストセッションが6月19日(水)・20日(木)に行われた。19日にはナイトセッションが設けられ、ファンは一足早く鈴鹿8耐の雰囲気を満喫した。 注目されたのは、現役のMotoGP™ライダー、ヨハン・ザルコ選手を招致して3連覇を目指すHondaワークスのTeam HRC with Japan Post。このチームには、今年の大会で単独最多勝の6勝を狙う高橋巧選手、初めてワークスチームで戦う名越哲平選手が所属する。そして3選手ともに2分6秒台を記録し、手応えを掴むテストセッションとなった。ヨハン・ザルコ選手(Team HRC with Japan Post) また、今年の全日本ロードレースJSB1000クラスで話題の中心となっているDUCATI Team KAGAYAMAからは、水野涼選手、ジョシュ・ウォータース選手、ハフィス・シャーリン選手がテストに参加。途中、加賀山就臣監督がマシンを走らせるシーンも見られた。最終セッションでは水野選手が2分5秒162を記録しており、このテストセッション総合での最速タイムとなった。水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA) EWCチームでは、世界耐久選手権開幕戦のル・マン24時間を制し、第2戦スパ8時間を終えた時点でポイントリーダーにつけるYoshimura SERT Motulがテスト参加。しかし、テスト初日にグレッグ・ブラック選手が転倒してしまったのが心配されるところ。ダン・リンフット選手(Yoshimura SERT Motul) ポイントスタンディングで、Yoshimura SERT Motulに1ポイント差の2位につけるのが、昨年のチャンピオンYAMALUBE YART Yamaha Official EWC Teamだ。ニッコロ・カネパ選手、マーヴィン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手の3選手は体格や走り方が似ていて、しかも速い。ル・マン24時間ではトップを走りながら転倒で順位を下げたが、それでも3位に入り、第2戦スパ8時間では見事に優勝を遂げている。このテストセッションでは3人が揃って2分5秒台を記録しており、鈴鹿8耐で、EWCチームが優勝するシーンが見られるかもしれない。ニッコロ・カネパ選手(YAMALUBE YART Yamaha Official EWC Team)注目の鈴鹿8耐は7月19日(金)~21日(日)開催» "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会公式サイト※写真:鈴鹿サーキット» 【鈴鹿主催テストセッション1回目 】6月19日(水)・20日(木)リザルト