2023年MFJ全日本ロードレース最終戦 第55回 MFJグランプリ 鈴鹿10月14日(土)・15日(日)開催逃げ切るか阿部選手、届くか西村選手。その差は15ポイント 阿部恵斗選手(51GARAGE kupu Racing YAMAHA)が好調なシーズンを送り、これまでに105ポイントを稼いでポイントリーダーに立っている。 開幕戦は井手翔太選手(AKENO SPEED)に次ぐ2位だったが、スポーツランドSUGOのレース1で優勝。その後のレース2、そしてオートポリス、岡山国際でも連続2位となり、最終戦のMFJグランプリ 鈴鹿をポイントリーダーとして迎える。 この阿部選手を猛追するのが、同じ51GARAGE kupu Racing YAMAHAの西村硝選手だ。西村選手はスポーツランドSUGOのレース2で優勝すると、続くオートポリスでは3位だったが、前戦・岡山国際で2勝目をマーク。これでポイントリーダー阿部選手に15ポイント差に迫る90ポイントとした。 阿部選手の安定感からすると、西村選手にとって1レースで15ポイント差を逆転するのは至難の業とも言える。今大会では通常ポイントにボーナス3ポイントが加算されるが、阿部選手は6位に入り13ポイントを獲得すればチャンピオン獲得となる。西村選手にとっては優勝して、阿部選手の結果を待ちたいところだ。前戦・岡山国際で2勝目を挙げた西村選手(中央)、2位の阿部選手(左)、3位の伊達選手長尾選手、伊達選手、井手選手らのし烈なランキング争い開幕戦モビリティリゾートもてぎで優勝したNo.4井手選手オートポリスで優勝した長尾選手(中央・右)と2位の阿部選手(左)、3位の西村選手 チャンピオン争いは阿部選手と西村選手の2人に絞られたが、ランキング3位争いも緊迫した状態となっている。 それが長尾健吾選手(TBB TEAMKENKEN YTch)、伊達悠太選手(AKENO SPEED)、井手選手の3人によるもので、長尾選手はオートポリスでポールtoウィンを達成すれば、伊達選手は前戦・岡山国際で3位表彰台に立ちペースが上がっている。そして井手選手は昨年のMFJグランプリ 鈴鹿の勝者だ。 3人の実力派ライダーたちは、今大会でも優勝争いに絡んでくることは間違いなく、阿部選手と西村選手のチャンピオン争いに大きく影響するのは必至。さらに、スポーツランドSUGOのレース1で2位表彰台に立つものの、その後は不運などで本来のランキングに届いていないベテラン小山知良選手(JAPAN POST HondaDream TP)や、開幕戦モビリティリゾートもてぎで3位に入っている鈴木光来選手(MOTO BUM HONDA)も優勝を狙えるライダーであり、目が離せない状態だ。 注目の決勝レースは、10月15日(日)15時15分から、13周で争われる。» タイムスケジュール» エントリーリストPDF(10月1日時点)» Rd.8 MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿 関連記事一覧公式サイト» 公式サイト(鈴鹿サーキット)» チケット情報(鈴鹿サーキット)» イベント情報(鈴鹿サーキット)シリーズポイントランキング2023年シリーズポイントランキング