もてぎ公開テスト 3.24 ST600/J-GP33月24日(金)に2本の走行枠が設けられたST600とJ-GP3。この日はドライコンディションとなり、どちらのクラスも上位陣のタイムが均衡、大激戦の様相だ。ST600では、1本目の走行でHonda CBR600RRを駆るMOTO BUM HONDAの鈴木光来が1分53秒761のトップタイムを記録。そしてその僅か0.515秒差でYAMAHA YZF-R6を駆るWORK NAVI Nitro Racingの芳賀涼大が続き、さらに51GARAGE kupu Racing YAMAHAの西村硝、TN45withMotoUPRacingの羽田太河、AKENO SPEEDの井手翔太までが1秒以内で続く。昨年ランキング18位の芳賀、同じく22位の西村にとっては大躍進だ。2本目ではYAMAHA YZF-R6を駆る井手が1分53秒244でトップ。鈴木が0.405秒差で続き、Honda CBR600RRを駆るJAPAN POST HondaDream TPの小山知良、芳賀、西村までが1秒以内となった。2022年チャンピオンの荒川晃大がST1000に転向したことでゼッケン1が不在となるが、新チャンピオンを巡ってタフなシーズンが予想される。2022年の最終戦勝者の井手。公開テストで好調をアピールJ-GP3では、1本目の走行はハーフウエットのコンディション。ここでトップタイムを記録したのは、2022年ランキング4位、MARUMAE with Club PARISの彌榮郡だ。タイムは2分05秒741で、2番手となったBREASTO B-TRIBE RACINGの大和颯に1.876秒をつけた。ドライコンディションとなった2本目は各ライダーともにペースアップ。Team Plusoneの木内尚汰が唯一の2分01秒台となる2分01秒745を叩き出して一番時計。2番手には0.410秒差で彌榮が続き、大和が3番手。さらにBREASTO B-TRIBE RACINGの武中駿、2連覇中のP.MU 7C GALESPEEDの尾野弘樹、Team Plusoneの森俊也が続き、ここまでがトップから1秒以内となった。なお、このクラスはHondaマシンが大勢を占めるが、唯一KTMで参戦する高杉奈緒子が7番手。トップからは1.490秒差だった。若手ライダーの台頭が著しいこのクラス。ベテランvs若手の構図が鮮明だ。走行1本目でトップタイムを記録した彌榮ドライコンディションでトップタイムをマークした木内