2023年MFJ全日本ロードレース最終戦 第55回 MFJグランプリ 鈴鹿10月14日(土)・15日(日)開催3人のライダーが3ポイント差にひしめく緊迫のチャンピオン争い10月14日(土)・15日(日)に鈴鹿サーキットで開催される第55回 MFJグランプリは、今シーズンを締めくくる2023年のファイナルレース。ST1000クラスは國峰選手、榎戸選手、渡辺選手がチャンピオン有力候補で、その差はわずか3ポイント。これ以上にない緊迫感とチャンピオン決定の感動の瞬間が鈴鹿サーキットで展開される。岡山国際で起きた大波乱。チャンピオン争いは大混迷 前戦・岡山国際の大波乱レースで、チャンピオン争いは混迷を極めることになった。 今シーズン、開幕戦モビリティリゾートもてぎで優勝した國峰啄磨選手(TOHO Racing)が、その後のレースで着実に表彰台に立ち続けて、岡山国際を迎える段階でポイントリーダーに立っていた。 ランキング2位には、スポーツランドSUGOそしてオートポリスのレース1で優勝した榎戸育寛選手(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)で、岡山国際には國峰選手に1ポイン差のランキング2位。ランキング3位にはオートポリスのレース2で優勝した荒川晃大選手(MOTOBUM HONDA)が続き、2年連続チャンピオンの渡辺一馬選手(AstemoHondaDreamSIRacing)は、オートポリスのレース2でトップを走りながら転倒してしまい、この段階で未勝利のランキング4位、しかも國峰選手とは28ポイント差でV3に黄信号が灯った状態だった。唯一2勝しているNo.32榎戸選手オートポリスのレース2で優勝したNo.27荒川選手 迎えた岡山国際。スポット参戦した長島哲太選手(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)と荒川選手が後続を引き離してトップ争いを展開中に荒川選手が単独転倒。これを避けようと長島選手はイン側にラインを取るが同じくフロントから転倒してしまう。 代わってトップに立ったのは國峰選手だったが、ペースをつかんだ榎戸選手がかわし、最終ラップを迎える。しかし國峰選手が榎戸選手に接触して両者は転倒、ノーポイントとなってしまう。 トップ争いをするライダーが次々と転倒する荒れたレース展開の中、キッチリとレースを走り切った渡辺選手が今季初優勝。2位に高橋巧選手、3位に高橋裕紀選手(ともにJAPAN POST HondaDream TP)が入り、ランキング上位3人がノーポイントに終わったことから、チャンピオン争いも大きく変動。岡山国際で今季初優勝した渡辺選手(中央)と伊藤監督。左は2位の高橋巧選手。右は3位の高橋裕紀選手 ポイントリーダー國峰選手77ポイント、ランキンク2位の榎戸選手76ポイントは変わらないが、渡辺選手がポイントを74に伸ばしてトップ2に肉薄したのだ。 僅か3ポイント差に3人のライダーがひしめく状態で始まる最終戦でのチャンピオン争い。緊張感も高まるばかりだが、今大会では通常ポイントにボーナス3ポイントが加算されることから、荒川選手、高橋巧選手、高橋裕紀選手にもチャンピオンの可能性がある。 2023年を締めくくるMFJグランプリ 鈴鹿。今シーズン最高の歓喜に包まれるのは誰か。10月15日(日)にその瞬間が訪れる。» タイムスケジュール» エントリーリストPDF(10月1日時点)» Rd.8 MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿 関連記事一覧公式サイト» 公式サイト(鈴鹿サーキット)» チケット情報(鈴鹿サーキット)» イベント情報(鈴鹿サーキット)シリーズポイントランキング2023年シリーズポイントランキング