FIM MotoGP™ 世界選手権 日本グランプリMoto2™ 日本グランプリMoto2™クラスで小椋藍選手(Idemitsu Honda Team Asia)が2位表彰台を獲得した。昨年の日本グランプリMoto2™クラスで優勝している小椋選手にとって、2年連続での表彰台獲得となった。 レースを制したのは小椋選手のチームメイトのソムキャット・チャントラ選手。青山博一監督のIdemitsu Honda Team Asiaが1-2フィニッシュとなったが、チャントラ選手は9月29日(金)から始まった走行の全セッションでトップタイムを記録。Q2では2016年にヨハン・ザルコ選手がマークしたオール・タイム・ラップ・レコード1分49秒961を上回る1分49秒898を叩き出すほどの好調ぶりで、レースでもそのパフォーマンスを存分に発揮した形。 なお、このクラスに出場する羽田太河選手(Pertamina Mandalika SAG Team)は19位。野左根航汰選手(Correos Prepago Yamaha VR46 Team)は転倒リタイアとなった。Moto2™クラスの表彰式。左から2位の小椋選手、優勝のチャントラ選手、3位のアコスタ選手Moto3™ Moto3™クラスでは、僅差でダニエル・オルガド選手(Red Bull KTM Tech3)を下した佐々木歩夢選手(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)が今季5度目となる2位表彰台を獲得。佐々木選手は昨年の日本グランプリMoto3™クラスで3位表彰台に立っており、2年連続での表彰台獲得となった。 優勝したのはジャウマ・マシア選手(Leopard Racing)。マシア選手は第13戦インドで今季2勝目を挙げ、ポイントスタンディングでオルガド選手に並び同点首位となっていた。 この日本グランプリで優勝したマシア選手は199ポイントとなり単独ポイントリーダー。日本グランプリ2位の佐々木選手は193ポイントでランキング2位。同じく3位のオルガド選手は190ポイントでランキング3位となった。 なお、このクラスに出場する鳥羽海渡選手(SIC58 Squadra Corse)が8位。山中琉聖選手(GASGAS Aspar Team)が9位。古里太陽選手(Honda Team Asia)は12位でそれぞれポイントを獲得。鈴木竜生選手(Leopard Racing)は転倒リタイアとなった。Moto3™クラスで2位の#71佐々木選手Moto3™クラスの表彰式。左から2位の佐々木選手、優勝のマシア選手、3位のオルガド選手MotoGP™ MotoGP™クラスは、スタート直前に降り始めた雨で大混乱。スタート後、すぐにライダーはレインタイヤを装着したマシンに乗り換えるためにピットイン。しかし、その後に雨足は激しくなり赤旗が提示されて中断。そして再スタートに向けたサイティングラップで再び赤旗が出て、中断とともにレースは成立。ホルヘ・マルティン選手(Prima Pramac Racing)が優勝し、フランチェスコ・バニャイア選手(Ducati Lenovo Team)が2位、そしてマルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)が決勝レースでは今季初表彰台となる3位。中上貴晶選手(LCR Honda Idemitsu)は11位でレースを終えた。 なお、決勝レースで優勝したマルティン選手は、今年から始まったTISSOTスプリントでも優勝している。MotoGP™クラスで優勝したマルティン選手(中央)。左は2位のバニャイア選手。右は3位のマルケス選手マルティン選手(中央)はTISSOTスプリントでも優勝