世界のモビリティ産業がカーボンニュートラルに向け動き出したことを受け、世界のモータースポーツ界の取り組みに先駆けて、全日本JSB1000クラスでは2023年シーズンからカーボンニュートラル燃料を使用することになった。従来の化石由来からバイオ由来の原料に切り替え、モータースポーツ産業の持続性に貢献していく。使用されるのは、ハルターマン・カーレス社の100%非化石由来のレーシング燃料で、ハルターマン・カーレス・ジャパン社が全日本JSB1000クラスのオフィシャルFUELサプライヤーとして協賛。燃料ブランド名はETS Renewa Blaze NIHON R100で、JSB1000の各マシンにはETS RACING FUELのステッカーが貼られる。3月6日に鈴鹿サーキットでYAMAHA FACTORY RACING TEAMがこの燃料を使用して走行テストを実施。中須賀克行が2分5秒9の好記録をマークすれば、岡本裕生は2分6秒0で自己ベストを更新している。