レース後半戦を迎えても、トップを走る#33 Team HRC with Japan Postは順調に周回数を重ねていく。 午後4時33分、西ストレート付近でShinshu activation project Team NAGANOが転倒し、これでセーフティカーが介入。同48分にセーフティカーはコースを離れてレースは再スタートとなった。 その後、サーキットを雨雲が覆い、午後6時過ぎに西コースで雨が降り始めると、同10分過ぎにはホームストレートが激しい雨に見舞われる。ここでYoshimura SERT Motulのブラック選手がピットアウトするが、アウトラップで転倒してしまう。 この雨はすぐに止み、コースはウェットから短時間でドライへと変化。このタイミングでレインタイヤを選択したチームは結果的にポジションを下げることになった。 こうしたアクシデントにも#33 Team HRC with Japan Postはペースを乱すことなくラップを刻み、最終的に216周を走破して、昨年に続いて連覇を達成。チームの高橋巧選手は最多優勝回数で宇川徹氏の持つ記録とタイとなる5勝目となった。 2番手でチェッカーを受けたのはTOHO Racingだったが、レース後の車検で燃料タンクの規則違反により失格。SDG Honda Racingが2位となり、レースウィークを含めて4度の転倒に見舞われたF.C.C. TSR Honda Franceが3位となった。これでHondaが表彰台を独占。4位はSUZUKIのAutoRace Ube Racing Team。Honda Dream RT SAKURAI HONDAに続きBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが総合6位。EWCチームのKawasaki Webike Trickstarは総合12位。YAMAHAの最上位は、原田哲也監督が率いるNCXX RACING with RIDERS CLUBで、総合14位、NSTクラス優勝。ポイントリーダーで鈴鹿8耐を迎えたYART YAMAHA OFFICIAL EWC TEAMはマシントラブルに見舞われて22位でレースを終えた。» 鈴鹿8耐 リザルト