2025MFJ全日本ロードレース第6戦 スーパーバイクレース in 岡山日時:2025年10月4日(土)会場:岡山国際サーキット(岡山県)天気:雨路面:ウェット 2025年のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズは残り2戦となり、第6戦を「スーパーバイクレース in 岡山」として10月4日(土)~5日(日)に岡山国際サーキットで開催した。 全日本格式のうちJ-GP3クラスは、前戦終了時点で尾野 弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)が107.5点でランキングトップに立っている。71.5点でランキング2番手につける若松 怜選手(JAPAN POST docomo business TP)は、今大会前の公開テストでクラッシュして右肩骨折などのケガを負い、本戦を欠場。これにより、逆転チャンピオンの可能性が残るのはランキング3番手の中谷 健心選手(MotoUP Jr Team)のみとなったが、尾野選手とは51.5点差があり、日曜日の午前中に19周で競われる予定となっている決勝レースで尾野選手が1.5点以上を獲得(14位以内)または中谷選手が勝利を逃した瞬間に、尾野選手の5年連続チャンピオンが決まる。 そのJ-GP3クラスは、土曜日の午前中に40分間の予選を実施。21台がタイムアタックに臨んだ。前日から崩れた天候は回復せず、朝から断続的に強い雨が降り、路面はウェットコンディション。開始直前の気温は約21℃だった。■J-GP3クラス/予選 直前まで止んでいた雨は、J-GP3の予選開始と同時に再び強くなっていった。この中、序盤からライバルたちを圧倒するラップタイムを連発したのが中谷 健心選手(MotoUP Jr Team)。立て続けに1分53秒台をマークし、アタックラップ5周目には1分53秒007までタイムを縮めた。ところが、続いて1分53秒268を記録した翌周、その中谷が転倒。同じ周にコースのあちこちで転倒者が相次ぎ、これで予選は赤旗中断となった。序盤からアタックし予選トップを獲得した中谷 健心選手 この段階で、2番手は特別参戦枠の知識 隼和選手(MotoUP Jr Team)。ただしラップタイムは1分57秒520で、トップの中谷選手とは約4.5秒の大差がついていた。また、3番手には松島 璃空選手(BREASTO B-TRIBE RACING)、4番手には岡崎 静夏選手(JAPAN POST Honda RACING TP)、5番手にはテーシン・インアパイ選手(Astemo SIRacing with ThaiHonda)、6番手には特別参戦枠の国立 和玖選手(MotoUP Jr Team)がつけていた。 22分22秒を残して10時10分に予選再開。中断の間に、再び雨はほぼ止んだ。中谷選手はすぐには復帰できず、序盤にマークした中谷選手の1分53秒007がポールポジションのターゲットタイムに。まずは知識選手が1分56秒台に入れ、前半は静けさを保っていた尾野 弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)が1分58秒台で3番手に上がり、これを1分57秒台に入れたインアパイ選手が逆転した。国立選手、知識選手、こちらも特別参戦枠となる富樫 虎太郎選手(SDG Jr. 56RACING)、インアパイ選手は、4台で連なってアタック。知識選手が1分56秒985までタイムを縮めて2番手をキープし、いずれも1分57秒台を記録したインアパイ選手が3番手、国立選手が4番手、富樫選手が5番手に順位を上げてきた。予選3位を獲得した知識 隼和選手 翌周、集団をけん引しながら知識選手が1分56秒223に。3番手には1分56秒835で再び松島選手が上がってきた。知識選手は集団を振り切り、翌周に1分55秒247をマーク。インアパイ選手は1分56秒461、富樫選手は1分56秒865までタイムを削った。予選時間が残り約6分となったところで、尾野選手が単独で1分55秒382をマーク。これで3番手に順位を上げると、岡崎選手も同じく単独走行で1分56秒353を記録し、これで4番手に順位を上げた。今季開幕戦から一度もポールポジションを逃したことがない尾野選手は、終盤に1分54秒台を連発。そして最終ラップにはついに1分53秒台へと突入したが、そのタイムは1分53秒763で、中谷選手には0.756秒届かなかった。 これにより、中谷選手が自身初となるポールポジションを獲得。尾野選手が予選2番手、最終ラップに1分54秒758までベストを伸ばした知識選手が3番手、同じく最終ラップに自己ベストの岡崎選手が1分55秒040で4番手、松島選手が1分55秒636で5番手、そしてチェッカーまで残り約1分のところで1分55秒980をマークした松田 基成選手(Like a Wind ・ CLUB Y's)が予選6番手となった。ポールポジションを逃し、予選2位となった尾野 弘樹選手前日のスポーツ走行ではトップだった岡崎 静夏選手は4位リザルトMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 スーパーバイクレースin岡山公式サイト岡山国際サーキット関連情報全日本ロードレース第6戦 スーパーバイクレース in 岡山